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2011年4月21日 (木)

被災地レポート vol.8 ペットの現実

どんなに危険だと言われようと、自分の家があったらその場に一度は帰りたい・・・。

身の回りのもの、代々ある大切なもの、思い出やこれから必要なもの全て、福島の原発から避難してきた方々は、家に置いたまま避難されています。

せめて一度でいいから帰りたい。

だれもがその状況を想像したら簡単に理解ができる心境です。

ただ、それが許されないような現実がおきています。

どうか、皆さんも想像だけでいいからしてみてください。どんなに悲惨な状況か。

想像を超えた悲しみのひとつには、行方不明者の捜索ができないことと、ペットや家畜をそのままに避難されてきた人々の心労があります。

ほんの数日の一時避難のつもりだったのに、あっという間に1ヶ月以上がたちました。

福島原発付近の沿岸の町では、残されたペットたちが繋がれたまま放置されているという心痛む現実があります。

近所の家の犬が外につながれたままに主人が避難してしまい、主人は戻れなくなって、結局その犬に残っているご近所の人がエサをなんとか与えている。でも鍵がかけられた家の中にいる猫は、どうしてやったらいいもんか、なんもできないでいるから、誰か助けてやってほしい、との連絡が役場にあったりしたそうです。

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↑これが私が訪れた郡山市にある2000人を収容している巨大避難施設の一角、救護室です。

子どもたちもいます。

寝たきりの高齢者もいます。

避難者の中には家族の一員であるペットも連れてきている人たちもいました。

ただし衛生面を考慮して、施設内にペットは入ることができません。

以前は駐車場や施設の外のあちこちにペットの姿がありましたが、今は外の倉庫にケージが集められ、犬たちがそこで悲しそうな声で鳴いていました。

避難所では目はうつろ、ぐったりと寝ているだけの人の姿も見られます。

ペットの元気は人の元気につながるものですが、犬たちも同じくぐったりとした様子です。

犬を連れて避難された方にとって、その犬は家族同然ですからそばにいてあげたいですよね。

ただし避難所に犬を連れて入ることができないので、毎晩自家用車の中で犬と眠っている人たちもいると聞きました。

役場会議ではどうしても人を優先的にケアしなければならないため、なかなかペットたちのケアまで手が回っていません。

ペットたちの置かれた環境も相当悲惨です。

かわいそうで、泣きそうになりました。

悲しいですが、現実です。

写真は。

撮れませんでした・・・。

つづく。

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