« 中国・リハビリ開始に劇術呼吸 | トップページ | 中国・豊かさと貧しさ »

2011年4月30日 (土)

中国・西洋と東洋の融合リハビリ

中国レポートのつづき。

外傷などにより、関節等に損傷を受け、リハビリが必要になった患者さんへは、3つのステップで治療が進められていきます。

第1段・・・痛みの緩和

第2段・・・機能回復のための治療

第3段・・・生活習慣指導

「目的は痛みをとめることではなく、あくまでも機能を回復させること。」

この言葉をリハビリセンター見学中に何度も聞きました。

痛みを取り除いても、動かないままではダメなんです。

日常に必要な機能を取り戻すことを目的に行なうのがリハビリなのだ、それがなければ治療ではない、と強く先生方はおっしゃっていました。

そして方法は、というと

第1弾(痛みの緩和)においては・・・薬・湿布・マッサージ・鍼灸を利用

第2弾(機能回復)においては・・・PTOTSTと共に必要な運動や、中国伝統療法を用いた太極拳などの動きを取り入れてリハビリを行なう。

第3弾(生活習慣指導)・・・ここがもっとも大切といえるポイント。個々によって全く違うプログラムが組まれ、インソール(靴の中敷)を作ったり、杖を作ったりすることもあるし、生活の中でできる運動を指導していく。

痛みがある急性の段階では、薬なども使いますが、リハビリとしてはその人に合ったものが大原則になります。

Dscf8897

センター内の中国が誇る最新鋭の機器が並ぶリハビリ室を見学させてもらいました。必要な患者はこちらの機器も利用します。

Dscf8890

中国式ではなく、現代の最新機器のお部屋です。

ドイツ製・アメリカ製・ノルウェー製の機械がずらりと並んでいました。どれも超!高額の中国で数台しかないようなものばかり。

コンピュータ解析で、関節可動域のチェックなども簡単。

Dscf8911

↑腰痛の患者さん。

Dscf8925

↑ゲームをしています。動きに連動したソフトで、ウィーフィットを思い出します。

手で物を拾って持ち上げ、かごにいれるシュミレーションのゲームになっていました。

Dscf8927

↑ぐらぐらするバランスボールのようなものに乗って行なうことも。この方はリハビリ上級者ですね。

Dscf8916

昔からある運動(太極拳など)と現代の体操などを組み合わせ、独自の治療段階を作っているのが大変興味深かったです。

通院の場合も痛みなどの症状は、2~3回通えばなくなることが多いそうです。

しかし、

本当の治療、つまり機能が戻るまでには12回くらい通うのが一般的だそうです。

そして、中国伝統的な手法を用いたリハビリ室。

Dscf8919

↑漢方を入れ、下から蒸気がでてくる蒸ベッド。

Dscf8931

↑↓鍼灸を受けるお部屋。

096

なんと、こちらでは風水鍼という治療が行なわれていました。

東洋医学に則って時間帯や季節に応じて鍼をうつつぼを決めるのだそうです。

午前中は、このつぼを治療。

午後になったらこのつぼから治療、というような。

249

この病院においてのリハビリは、西洋の現代機器にて行なうか、中国の伝統療法を用いるか、選ぶことができます。

そして、融合も可能です。

言語聴覚士は患者さんの訓練をみるとき、患者の頭に鍼をさしたまま行なったりするそうです。

中国ならではの統合医療の形なのでしょう。

やはり、頭に鍼を置いておいた方が、訓練は効率が良いそうです!

« 中国・リハビリ開始に劇術呼吸 | トップページ | 中国・豊かさと貧しさ »

MARKS・活動報告」カテゴリの記事

2013年12月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
無料ブログはココログ