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2011年4月25日 (月)

中国・漢方と名医

中医学の中に、漢方があります。

中国福建省福州にある福建中医薬大学内の、漢方の原料を集めた資料館も見学させていただきました。

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植物はもちろんのこと、鹿の角も薬、亀の甲羅も薬、動物のあらゆる部位や石や土までが薬になるのです・・・。

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これも

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これも

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これも全部

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薬(漢方)の原料です。

↓これは、現代の形になった漢方薬。

福建中医薬大学で開発した薬もたくさんあります。

日本ではツムラが有名ですが、この種類の多いことといったら本当に驚きです。

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なんども言うように、中医学の「名医」はただ病名だけで治療を決定するのではなく、身体のどの経絡・気の流れに問題があるのかを考えて漢方を使います。

ここ中国で学ぶ統合医療(または中国語では結合医療)においては、西洋の近代技術を用いて診断を行い、その上で中医学に基づいた治療を進めていくというもの。

病名がわかり、身体にどんなことが起こっているのかをしっかりと見極める方法として、現代医学の知識を用いており、実際に病名や身体の状況が判断できたら、

これは熱の病

これは冷の病

などなど、東洋の知識を用いて方針を決めていくのです。

なんとも理に適った素晴らしい融合の形ができているのだなあ、と大変関心しました。

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古くから使用されている漢方の薬局台です。

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実際の薬の調合は、このようなアナログなはかりでひとつひとつ丁寧に。

処方箋も種類が多くて大変でしょうね。

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↑実際の町なかの漢方薬局はこんな感じです。

診察も受けられる場所を見学してきました。

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1階が薬屋さん。

2階は診察室がならぶフロア。

↓なかなか貴重な体験です。診察室内までお邪魔してきました。

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↓もっと貴重なのが、東西の医者対決!!

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こちら、白衣の先生が中医師(中国伝統医学専門)で、グレーの先生がこの度大学の見学にいらしていた西洋医学の専門医師です。

脈診をして、舌を診て、

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あなたの身体はこんなだよ、と中医学の専門家が言うと・・・

「いやいや、私のからだは元気ですから、脾臓が悪いなんてことはないはずだ。」

「いえいえ、脾臓ではなく脾経の問題です。」

など、大変面白いやりとりを目の前で見ることができました。coldsweats01

お互いの良い部分をいかに取り入れ、融合して患者を診ていくか・・・。

大きな課題であり、それを実践している中国の現実にとても学ぶところが多かったです。

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